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『なっぷAWARD 2023』の楯(トロフィー)をUPCYCLER®が制作!

2024.1.25

なっぷAWARD 2023 トロフィー
2024年1月17日(水)開催の、日本最大級のアウトドアカンファレンス『OUTDOOR INNOVATION SUMMIT 7th』。今年も、アウトドア事業者やキャンプ場、 自治体や官公庁など、日本全国アウトドア業界に従事されている多くの方々が、産業の持続可能な発展を目指し「東京ミッドタウン日比谷」に集結。

OUTDOOR INNOVATION SUMMIT 7th

毎年サミットでは、日本最大級のキャンプ場検索・予約サイト「なっぷ」による、「アクセス数」「予約件数」「口コミ投稿数」の3部門で、 東西それぞれ1位に輝いたキャンプ場を表彰する『なっぷAWARD』を展開されており、今回なんと、そんな栄誉ある『なっぷAWARD 2023』の楯(トロフィー)の準備を、UPCYCLER®が担当させていただくことになったのです。

こんなお題をいただいたからには、気合いが入らないワケがない。心地よい緊張とともに、今回は、約150年前に建てられた古民家の梁を素材に選びました。

古民家の梁

今から150年前の1872年(明治5年)。それは全国に小学校、中学校、大学が設置され、国民に小学校就学が義務付けられた年。

男子生徒たちが、教育の一貫として、天幕(テント)を張って野営したことからはじまったと言われる日本のキャンプも、 今では余暇に自然を求めて都会から脱出し、登山、カヌー、海水浴、サイクリングなど、 さまざまなアウトドア・アクティビティの宿泊手段として、独立したレジャーへと確立。

そんな教育の一貫としてキャンプがはじまった、約150年前に建てられた“古民家の梁”が今回の素材。樹齢100年を超える、細かい年輪が美しい松材です。

松材

楯のサイズに切り出し、梁の表面塗装をはがして丁寧に研磨。

研磨1
研磨2

その後、装飾を加えていきます。その後、しっかりワックスを塗り、6体の準備が整いました。

装飾前のワックスを塗った6体

背面には、アップサイクルマークも刻印させていただきました。

アップサイクラー刻印

あれ?古材をアップサイクルし、楯を作っただけで終わってしまうの? …と思われた方は、かなりのUPCYCLER®通(笑)

一見モダンな表面のデザイン装飾。実はコチラ、ある角度で陽が差すと…

影

あら不思議。キャンプ場の景色(シルエット)が見えてくるのです。

キャンプ場イメージ

いつものUPCYCLER®らしさもしっかり注入(笑)
受賞キャンプ場のお名前の入った真鍮プレートをしっかり飾って、 いざ授賞式会場への発送準備も完了。

UPCYCLER®箱
授賞式1

『OUTDOOR INNOVATION SUMMIT 7th』、『なっぷAWARD 2023』会場に到着。
無事、受賞キャンプ場様の手にお渡しいただくことができました。

授賞式2
授賞式3

松はファットウッドと呼ばれ、樹脂を含んでいる木片が着火剤にもなり、ブッシュクラフトなどでは、 松の木を探すルーティンなども生まれている、キャンパーにとって出会えたら嬉しい木。

樹齢100年を超える古い松材の手触り。陽が差すと現れる、キャンプ場の景色(シルエット)を隠れた遊び心に、 日本にキャンプが生まれた150年前への思いをはせる、素敵な楯になりました。

受賞キャンプ場のみなさま、ご功績をたたえる栄えある受賞を、心からお祝い申し上げます。

楯(トロフィー)